妊娠で降格、明確な同意ない限り違法 最高裁が初判断

「 最高裁は23日、妊娠を理由にした職場での降格は、原則として男女雇用機会均等法が禁じる不利益処分にあたり違法だ、とする初めての判断を示した。例外となるのは「自由な意思に基づいて本人が同意した場合」と「業務を円滑に進めるうえで特段の支障が生じる場合」との基準も明示した。妊娠や出産による職場での嫌がらせ「マタニティー・ハラスメント」への一定の抑止力になりそうだ。」


Yahoo!ニュース - 妊娠で降格、明確な同意ない限り違法 最高裁が初判断 (朝日新聞デジタル)

 

 

 

賛否両論あるようですが、1言だけ。

 

経営者がこの判決はおかしいと思うのはごく自然なこと。それは経営者と労働者の利益が違うから。

 

だが、労働者がこの訴えを起こした女性を叩くのは筋違いだ。

 

俺から言わせてもらうと、労働者なんて経営者から見れば所詮金儲けの道具にしか過ぎない。経営者の視点からは、妊娠に合わせて生産性が下がるだろうから、不満に思う者もいるだろう。

 

だが、労働者が労働者を叩くなんて愚者以外の何物でもない。有給取ろうとしたら足を引っ張り合いをするのと同じだ。

 

妊娠で仕事ができなくなるとか、ブランクができるとか、そういう労働者がそういう考え方をもつこと自体がもう奴隷の思考でしかない。

 

健常な人は、「ああこの人も頑張ったんだな。じゃあ私も同じようになった時に声を上げよう!」であって、「これだから女は・・・とか思われそう。」とか「この女のわがままでしょ」とか、愚者の叫びにしか聞こえない。

 

はっきり言うが、労働法なんてのはわがままの積み重ねだ。

 

有給休暇の概念がない時代に「有休が欲しい!」と言うのはわがままだし、1日13時間労働の時代に「1日8時間労働がいい!」と言うのはわがまま。

 

過去にわがままな人たちがいたから、今の労働法があるということを忘れないでほしい。今日のわがままが、労働法になることだって有り得るのだ。

 

少なくとも労働法の恩恵を受けている労働者が、今回の訴えを起こした女性を叩くのは愚の骨頂としか言い様がない。