学問において、コピペ使って何が悪いんでしょうね。
東大が学生の不正をネット公開のワケ 「STAP騒動」影響か (夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
今日記事に載っていた。
私は理系の論文と文系の論文は似て非なるものだと思っているが、少なくともコピペが絶対悪という風潮は、馬鹿げたものでしかない。
そもそも日本で活躍する文系の学者は、欧米の学者の理論をカーボンコピーしたにすぎない。いやほんと、社会科学に関しては「アメリカの研究では」と堂々と恥じらいもなく語りだす大学教授とか腐るほどいるから。
学問とは、過去の偉人の業績を乗り越えることである
欧米の著名な学者たち、現代ではトマ・ピケティ、ミルトン・フリードマン、マイケル・サンデルやジョン・ロールズ等、著名な学者は、全て例外なく、古代ギリシャのアリストテレスからマルクスなどの歴史をすべて学んだ上で、独自の理論を展開するのである。経済学を語ろうにも、アリストテレスから始まる。0からオリジナルのものを考え出そうとするバカは居ないのだ。
これは理系でも当てはまる。例えば数学の三角形の公式なんて、0から考え出そうとするとおそらくムリだろう。というか、時間の無駄である。
もちろん、ジョン・ロールズの『正義論』を全て引用して卒論にするのは愚の骨頂である。記事の言いたいことはここでいう完全コピーのことだろう。
しかし忘れないでいただきたいのは、コピペがすべて悪ではないということ。論文の半分がコピペだったとしても、もう半分は自分の考察を踏まえて、先人の偉業を乗り越えることができればそれは立派な研究なのである。