嘘と捏造のこの世界
今週は割と落ち着いていまして、久々にブログを更新することができます。
最近思っていることがあるのですが、わかっているようでわかっていないジャンルです。結論とすると、この世の中は嘘と捏造の上に出来上がっている、ということがわかってきました。
前々回のエントリーで少し書いたかと思いますが、まあはっきり言ってこの世の中は嘘が多い。でも、学問や法律、医学などの一般的に高度な知識については、嘘は一切ないというような風潮になっています。こんなことありえないんですが・・・。
正しい医学知識とは
「正しい知識を伴わぬ言葉をもって無知なる忠告をするのは誰か!」と権威を持った医者は適当な治療をする者をののしることが多々ある。これは、たとえば整体師が「骨盤のゆがみを治せば全ての病気が治る」というようなことを吹聴してビジネスをする姿を戒めた言葉である。私も医者なので戒めたい気持ちはわかる。しかし、正しい知識とはなんぞ?を追究すると意外な事実が分かる。
医学というものは解明されている知識が5割。未解明の推測知識が5割と考えていい。つまり、本当に知りたい知識の多くはまだまだ未解明というのが真実。ところが世間的には解明された正しい知識9割に未解明の知識が1割くらいに思われている。それは医学者たちが未解明である5割の知識のうちの4割を自分の推論で勝手に解明したかのようにふるまうからなのだ。
教授などの権威者は己の権力を用いて推論を正論にすり替える。こうして医学には9割の正しい知識があるように見え、しかし実のところそのうちの4割は今の医学では証明できない嘘である。4割の嘘が正しい知識と言われている。正しい知識とは学会や権威者が決めた法則や基準を示すものであり、真実を示すものではない。それらは数十年後には間違いであることがわかり修正される。権威者が亡くなるまでは間違いが修正されないことも多く、その間医学は大罪を侵すこととなる。ゆえに医学知識の4割は世間に大きな混乱を引き起こす。正しいと思われている知識が間違いであった場合に、被害は甚大になる。
この方は医学についてこのようなことを書いています。
私は決して医学の専門家ではありませんが、概ね合っていると思います。いや、解明されている知識が5割というのは嘘で、解明されているのが1割で、未解明が5割、4割が嘘と考えていいと思います。
私は慢性鼻炎を持っており、薬漬けの生活をしていました。
昨年、鼻洗浄というものを知り、試しにやってみたところ、薬よりもはるかに効果があることがわかりました。今まで薬に頼っていたのは何だったのかと。
問題なのは、これを「先生」から学ぶことが一切なかったということです。
耳鼻科には数件通っていましたが、話をするのはいつも何の薬にするのかだけ。生活改善とか、鼻洗浄の話とか、ネブライザーの話とか、薬以外の方法で治療できることを知ることもできませんでした。
鼻洗浄のことを知ったのも、この世の中が噓と捏造だらけだと知ってから、アンテナを張って知ることができたのです。
真実は何よりも強いがゆえに世に出ない
医学だけでなく、全ての学問の最強は「真実」である。真実はジョーカーであり他のどんな理論も真実のカードを切られれば負ける。真実が証明され真実が世に出てしまうと自分が半生をかけて築いた理論を単なるたわごとに変えられてしまう。
真実の数は世に一つしかないが、真実以外の正論は世に腐るほどある。真実のジョーカーを切る者は少数だが、正論といういろんなカードを切る者は5万といる。よって真実を世に広めようとする者は正論吹聴者によってつぶされる。数で負ける。覚えておいてほしい。これはいつの世も正論だ。半生をかけて自論を展開してきた権威者が、真実を認めることは死んでもない。たとえ真実が出現したとしても、他の未解明な部分の理論をほじくり返し、その真実が全例において通用しないことを証明しようとする。これが学問だ。つまり、真実にいちゃもんをつけることは常に可能だということだ。もしも真実を世に広めたいなら、5万といる為者と戦う覚悟で一生をかけて理論を証明しなければならない。しかし真実を追究する者は出世に興味を持たないのでそこまでして自分を世に残したいと思わない。真実の探究者は真実を広めることで他の正論者の人生を潰してしまうことも知っているので控え目にならざるを得ない。
全く持ってこの通りだと思います。
真実というのは世に出ない。
鼻炎には鼻洗浄がいいですよ、なんて医者が言い出したらそれこそ商売が成り立ちません。これは点数制度が原因です。真実を語ると儲からなくなるから、医者は真実を言わない、ということに残念ながらなってしまいます。むしろ鼻洗浄のほうが中耳炎になったりするんで危険なんてことを言い出す輩もいると思います。なんの成分が入っているか周知されていない、薬のほうがよっぽど害なんですがね・・・。
交通違反で切符を切られても、青切符ならば払う必要はない、というのが真実なのですが、これを世に広めようものなら私は悪人扱いですよ(笑) 警察と私と、どっちが善人なんだって話で。
労働問題も嘘だらけ
前置きは長くなりましたが、結局やはりこれが一番言いたいことです。
労働問題には嘘が多い。
会社に届け出ている経路と違う経路で起きた事故は、通勤災害の申請ができないとか、
労働組合を作ったら解雇されるとか、そんなことないんですが、みんなそういうことを間違って認識しているんです。
まあ結局こういう勘違いが多いから、労働組合が少なかったりするのですし、その嘘をもとにできているのが今日の世の中なのです。
真実を知りたいのであれば、それ相応のリスクを伴います。
まずは普通の世間話が困難になります。(私は昔から友達がいないので、割と苦痛ではなかったりします)
悪人扱いされます。
常識がないと言われます。
嫌われます。
儲かりません。
まあいいことはありません(笑)
労務士の仕事も嘘だらけ
労務士の仕事も嘘だらけなんですね。匿名なので、結構きわどいところ書きますけど。
「勝てる就業規則」とか(笑) 私はこの年でかなり紛争を現場で見てきているほうですが、勝てる就業規則なんて断言しますが、ありませんからね。
立派な就業規則を作って、それを厳格に運用すれば勝てるかもしれませんが、そんなことやってる会社なんて中小企業じゃありえません。
そんなわけで私は就業規則はあまり作りません。たまに依頼してくださる方もいますが、勝てますよとか、最強の就業規則とか、そういった類の言葉は一切使わないようにしてます。勝てるかどうかなんて絶対にわからないし、所詮紙切れなんですからそんなものに金かけてどうするんだと(ここまでは言いませんが)
労働の分野でも嘘が多いのが真実です。
まあこんなこと書いたら同業者から嫌われるだろうけど、もういいや(笑)嫌われ慣れたわ。